労働分配率は過去64年間で最低
ここ2年は物価高騰化を考慮した賃上げの傾向が多く見られましたが、それでも十分とは言えません。労働分配率(経常利益、賃金、減価償却費、支払利息の合計を分母に、賃金を分子に算出)を見ますと、統計で遡れる64年間で最低となっています。企業の利益が増えても、賃金に十分回っていない状況です。わが国が元気を取り戻すためにも、労働分配率を回復させ、安心して暮らせるだけの労働者への還元が必要です。